Kathy’s blog

自分が欲しいものを3Dプリント等で作っていきます

1/350 ゆきかぜ製作記(3Dプリント)

こんにちは!

今回は地球防衛軍 突撃駆逐艦ゆきかぜを作ったので紹介していきます。

冒頭の冥王星沖会戦やタイタンに沈む姿など, 出番は多くありませんでしたが, 印象的な船です。ヤマトを除くとシリーズを通して一番好きな船です。

バンダイからは旧メカコレ(古代艦)と2199版メカコレおよび1/1000セットが出ており, またファインモールド(以下FM社)からは松本零士ユニバースシリーズで地球連邦軍ミサイル護衛艦として1/500が出ておりました。(7/2現在, 残念ながらFM社のホームページからは削除されてしまっています)

形状やディテールは各製品異なっていますが, 個人的にはFM社のゆきかぜが最も自分の中の理想のゆきかぜに近いです。ただし, 艦橋窓の形状は平たく広い旧メカコレ版が好きでした。ディテールに関しては2199版の方が緻密な考証設定がなされていて模型の密度も高いです。しかし2199版は船体が角ばっており, やはり旧作準拠の方が曲線が美しいと感じます。

というわけで旧作準拠の大きなゆきかぜが欲しかったわけですが, 権利の問題でFM社から新作キットが出ることはまず無いでしょうし, バンダイも2205登場メカの新作を全く出さない今, 今更1/350でゆきかぜは出さないでしょう。

メーカーからの供給が無いときは, 自分で供給して自分の需要を満たすのみです。これぞ地産地消です。

 

というわけで, 小学生の頃に購入したFM社キットの塗装指示図(上面図, 側面図)を参考にCADでデータを作成しました。元が(媒体にもよりますが)全長80mほどの船なので, 1/350でも24センチほどとたいして大きくはないです。

CADでモデルを作成

パーツ構成は, 艦首上下, 中央部(砲塔直下), 艦尾上下, エンジンコーン, 艦橋窓, 砲塔x2, 増槽x2の11パーツ構成としました。艦尾の十字翼は船体と一体で出力しました。(今回右水平翼に反りが出てしまいました。別パーツにすればよかった…)

3Dプリンタのプラットフォームサイズの都合で, これらを2回に分けて印刷しました。印刷時間は計20時間。(使用機材はElegoo Mars 3 Pro)

反り矯正のためのΦ4mm真鍮棒を船体に通して組み立てました。今回は乾燥, 二次硬化時に反りは出ていなかったのですがそのまま入れました。重量感が出て良いです。 

船体の組み立て

瞬間接着剤で接着し, パテで隙間を埋めました。以前の失敗を踏まえ, パネルライン≠パーツ分割です。水洗いレジンが反りやすく, 接合面での隙間埋めが必ず生じ, パネルラインを彫り直すのは手間なので。(そもそも真っ直ぐ彫れない…)

手持ちにクリアレジンが無く, 艦橋窓は塗装で済ませましたが, 艦橋内部も一応作り込んでいるので, いずれ透明部品に置き換えて1/350人形も配置したいと思います。

船体の塗装(1/1000ヤマトと比べてもこの大きさ)

塗装に関しては, ①ガイアノーツのマルチプライマーを吹いた後, ②ブラックサーフェイサーで黒立ち上げ⇒白塗装, ③本塗装を行いました。

・マルチプライマー

https://www.yodobashi.com/product/100000001007623492/

・使用色

クレオ

c4 イエロー(黄)

c68 モンザレッド

c73 エアクラフトグレー

タミヤエナメル  x-14 スカイブルー(艦橋窓用)

下地の影響か半光沢な仕上がりになったので, 今回はトップコートは見送っています。後日「17 ゆきかぜ」の白デカールを作成した際に吹くと思います。

というわけで真鍮パイプで百均ケースの台座と接続し, ひとまずはこれで完成としました。

完成です。天気が悪くて残念

FDMプリンタで適当な銘板をこしらえました。やはり光造形で出した方が文字がきちんと出ます。

光造形3Dプリンタで印刷したもので初めて形になりました。データも一から作ってみると楽しいですね。1/350の沖田艦も製作中なので, 早く完成させて並べたいです。

閲覧いただきありがとうございました。